ベートルズさんライブを終えて

     4月1日(土)、2日(日)に行われたベートルズさん(+ Ba植田良太さん)のライブ、両日とも満員御礼で無事に終了しました!

     土曜の「ハル」でのライブは、韓国在住のミュージシャン・佐藤行衛さんに企画進行をお願いしました。私たちはライブの終盤に顔を出したのですが、立ち見の人もいる盛況ぶりで、歓声も拍手も凄いことに。さすが行衛さんのアジトです。ちなみにハルでの打ち上げも、懐かしのロックでお客さんたちが踊りまくる、とんでもなく濃いものでした。
     その日の対バンは、行衛さんとベーシストのイ・ドンヒさんによるユニット。ドンヒさんからは両日コントラバスをお借りし、大変お世話になりました。なお彼は、世界を行き来しつつ、コントラバスによる即興演奏を行っています。あなたの街にもふらりと現れたら、ぜひ足を運んでみてください。



     日曜の雨乃日珈琲店でのライブは、京都のカフェ・yugue(ゆうげ)さんが、卵と乳製品を使わない様々なクッキーと美味しいベーグルを準備してくれ、お客さんも興味津々でした。
     ライブは対バンのキム・モギンさんの演奏からスタート。続くベートルズさんの演奏も、しっとりとした、そして笑顔溢れる温かな雰囲気で、観客もその世界に引き込まれていたようです。個人的には、彼女が韓国語の歌を完璧に歌っていたことに驚きました。

     観客はキム・モギンさんのファンも多かったですが、ライブ後にベートルズのCDを買ってくれた人も多く、いつも以上に反応が良かったように感じます。いくつか嬉しい感想をいただいたので、翻訳して紹介します。

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    (略)笑顔が言葉や歌にまでしみ込んでおり、その音楽が空間を埋めるように私にも伝わってくるような感じだった。そして/曲ごとに音域や歌唱法を変えるのだが、それが全てとても自然。身体と声について良く知っており、自らの身体を自在に扱う姿がとても素敵だった……/(略)京都にまた行く予定だが、主な活動基盤が京都だそうで、新しいウィッシュリストがひとつできた。京都でベートルズのライブを観ること!/(略)/お互いを見ながら息を合わせる二人の姿もとても良く、コントラバスはやはりいつもかっこよく、ベースを演奏する良太さんはノリに乗っていた……/(略)韓国語で少し歌った『引っ越し』という曲が特によかった。

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    きのう雨乃日でベートルズ(W/良太)のライブを観た。歌詞は分からなかったが、曲がとても良く少し悲しい気持ちになった。コントラバスがかっこいい楽器だということも知ったし。ほんの少しだけ「ああ、この外に世界というものがある」ということを忘れることができた。

    行く年

    2015年ももう終わりですね。お知らせが遅くなりましたが、年末年始も当店は通常営業しておりますので(平日は3時、土日は1時オープン、火曜休)、韓国にご旅行の際はぜひお越しくださいませ。

    今年も何かと忙しく刺激的な年でした。ソウルで店をやっているおかげで、ミュージシャン、映画監督、写真家、日本各地でお店をされている方などなど、日本では会えないような素敵な人たちにお会いすることができました。
    個人的に来てくださった方のご紹介は省略しますが、2015年は特に、映画『パーティー51』の日本ツアーを企画した山本さん(映画の上映は、札幌・東京・京都・沖縄でまだ少しだけ行われるようです。サイトoffshoreをチェック!)、韓国インディミュージシャンコンピ『大韓不法集会』を企画するラフィンノーズのチャーミーさん(渡韓日記、おもろいですよね)のおかげで、様々な人をつなげてもらえたように思います。ありがたい限りです。

    今年お会いできた方といえば忘れられない、二階堂和美さんとガンジーさん。当店の5周年企画ライブのため、お忙しいなか広島からお越しくださいました。おふたりのプロ精神とお心遣いには心打たれるものがあり、『あなたと歩くの』を熱演の途中、会場に雨乃日コールを呼び起こしてくれた瞬間は、贅沢すぎて今思い出してもぶわーっとなります。
    お客さんの反応もとても良かったです。以前からの二階堂さんファンはもちろん、ジブリ映画ファン、子連れの在韓日本人など様々なお客さまが集まり、当店会場は早期売り切れ、初日会場も満席近い盛況となりました。ウッドベースとボーカルのみ(+時々ギター)という構成なのに、華やかで広がりのある表現に皆引き込まれていたよう。『説教節』など演歌スタイルのナンバーに韓国の方が爆笑していたのも、個人的に興味深かったです。
    また韓国でライブをしてくださいという声も多く、私たちもその日を心待ちにしております。

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    初日会場ストレンジフルーツでのライブ

    日本人に関係したトピックが続きましたが、もちろん韓国人のお客様やお友達の協力がとても大きく、一年を楽しく乗り切ることができました。
    毎年のことですが、パク・ダハム君やイ・ランさんが面白い人を常に連れてきてくれるし、今年はイム・ジナさんとオ・ユジンさんの展示が実現できたのも良かった。ドゥリンジ・オーさんがスコットランド在住のシンガーソングライター、リザベット・ルッソさんを連れてライブを企画してくれたのも嬉しいことでした。その時聴いたドゥリンジの韓国語新曲がとても良く、韓国でもっと知られてほしいなと思っています。
    あと、いつもお世話になっている近所の独立出版社・ユアマインドさんから11月、私が韓国語で書いた旅行記『韓国タワー探求生活』を出版することができました(詳細は別記事で後ほど……)。読者の方がお店を探して訪れるようにもなり、ありがたさでいっぱいです。

    2016年も素敵な年になるよう頑張りたいと思います。当店をいつも見守ってくださる皆様にとっても、実りある1年になりますように。

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    お客様からいただいたクリスマスカード

    2015年上半期の雨乃日コンサート報告など

     もはやどこから手をつけたらいいのかわかりませんが、2015年上半期の当店での音楽イベントを中心に、弘大周辺の様子など紹介したいと思います。

     2月の「雨乃日コンサート#33」には、「Multiple Tap」というイベントを掲げ、世界的な活動を繰り広げる康勝栄さんを中心に、韓国のノイズまわりのミュージシャン3人が集まり当店でライブをしてくれました。
     トップバッターは、延長コードで演奏するパク・ダハムさん。今回を始め当店の主な音楽イベントを企画してくれているのですが、プレイヤーとしての出演は初。
     2番手は、リュ・ハンギルさんの別名プロジェクトpilot Ryu。
     3番手のチェ・ジュニョンさん(写真)は、按摩器をお店のガラスに張り付けるという熱いパフォーマンスを。店内を包んだ振動音がすべてなくなった瞬間、静寂という音を鮮明に感じました。

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     最後に、康勝栄さんが短いながら研ぎ澄まされた演奏を聞かせてくれました。
     当店初のノイズイベントでしたが、予想以上に観客も集まり(また韓国ノイズ界の重要人物たちもかけつけてくれ)、暖かな雰囲気のライブとなりました。康さんの演奏の後には、アンコールを求める拍手が起こり、本編と同じくらいのボリュームの即興演奏を披露する場面も。
     当日の様子を、観客の方が録画してくれたようです。ぜひご覧ください。



     4月の「雨乃日コンサート#34」には、東京のバンド・ホライズン山下宅配便の黒岡まさひろさんが出演。黒岡さんはゲストミュージシャンとともに曲をつくるイベント「新曲の部屋」を企画する一人なのですが、同名イベントをソウルで行っているイ・ランさんの発案により、今回の来韓が実現ました。なお当店でのライブの前日には、近所の書店ユアマインドにて、イ・ランさんと黒岡さんによる「新曲の部屋」が行われています。
     雨乃日コンサートでの黒岡さんのライブは、当店のために準備してくれた既発表曲「雨の日」以外は全て、数日間のソウル滞在中に作った新曲のみを演奏。さらにその曲を録音した10曲入りのCDRアルバム「sketch」(もちろんソウルで制作)まで販売するという、とんでもなくアグレッシブなものでした。それらの曲は、荒削りなところがあるとはいえ不思議な魅力がつまっており、ライブで聞いたメロディが後日、ふとした瞬間によみがえるほど。観客の皆さんも、黒岡さんの歌を温かい雰囲気で聴き入っていました。
     なお、黒岡さんの韓国滞在記(漫画)が自身のブログで少しずつ紹介されています。こちらも楽しみです。
     対バンとして登場したのが、今年の韓国大衆音楽賞で最優秀フォークソング賞を獲得したホットなSSW、クォン・ナムさん。演奏を聴いて涙を流すファンの方もおり、人気のほどを実感しました。

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     同月末の「雨乃日コンサート#35」には、枡本航太さんが3回目の出演。今回は、自前のひょうたんスピーカーを準備してもらったのですが、とても柔らかく深い音で、小さな空間を見事に演出していました。演奏は、静かなインスト曲から、徐々に情熱的なパフォーマンスに。それぞれのお客さんが真剣に演奏を聴き、終演後、ほぼ全員が音源を買い求めている様子が印象的でした。

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     その他、当店とは直接関係ありませんが、今年前半も日本から個性的なミュージシャンが多数来韓。素敵な音楽交流を実現させており、私たちも観客として印象深く参加することができました。
     1月、ストレンジフルーツにて、キム・ガンジXハ・ホンジンキム・テジュンらブルースミュージシャンとの競演を果たした三輪二郎さんのライブ。大盛況となり、言葉がわからなくても伝わるものがあるのだなと実感。
     4月、ユアマインドにて、SSW加藤りまさんのライブ。2度目の韓国ライブで、確実にファンを増やしている様子が素敵でした。
     同じく4月、コプチャンチョンゴル横に新しくできた空間・コスモスにて、SOI48のDJプレイ。タイを中心とした東南アジアや中東の古い音楽は、韓国の音楽好きにとっても未知の世界だったのではないでしょうか。それでも皆、好奇心旺盛にその音楽に耳を傾け、特に女の子たちがノリノリで踊りまくっていました。
     弘大ではありませんが、3月、西村のThe Book Societyで行われた、アジアのアートシーンを紹介するサイト「Offshore」山本佳奈子さんによる、アジアのアートシーンをめぐるトークショーも刺激的でした。日本ではひとつの専門に集中することがよしとされが、香港ではその逆で、様々なジャンルで活躍することがよしとされる、といった話になるほどと思うところがあり。トークショーの内容はこちらにアップされています。
     最近は、韓国アンダーグラウンドシーンとアジア各国の音楽交流が、以前より盛んになっている印象を受けます。ミュージシャンだけでなく耳の早いリスナーたちも、未知の音楽へのアンテナを広げているようです。

    ご報告

    12月8日に当店でライブをしてくれた金佑龍(キムウリョン)さんに、韓国でのライブについてインタビューをさせていただきました。ご一読ください。

    www.cdjournal.com/main/cdjpush/kim-wooyong/1000000934

    過去のライブのご報告もしたいのですが、1年ぐらい滞っておりますね…お待ちください。

    2012年10月~12月の雨乃日コンサート報告

    大分時間が経ってしまいましたが、演奏していただいたミュージシャンのご紹介を兼ねて、当店でのライブの様子を少しずつ紹介していきたいと思います。

    昨年10月7日の雨乃日コンサート#15では、女性シンガーソングライター・シワさんが登場。彼女が全国のカフェで演奏するツアー「シワ・コーヒー」の、第1回目となりました。人気アーティストによる小規模ライブだけあり、予約受付から数分で完売するほどのプレミアチケットになりました。

    また2013年2月にはそのライブツアーを受け、自身のレーベル「ナムガピリョヘ(木が必要だ)」を準備。ジャケット及び歌詞集がフリーペーパーとなっており、音源はダウンロードで購入するというコンセプトの音源「シワ・コーヒー」を発表しました。
    シワさんは2006年ごろから、ギター弾き語りスタイルで弘大のライブハウスに出演し、深みを感じさせる歌で一人ずつファンの心を掴んでいきます。映画音楽を手がけフェスに招請されるなど、知名度の高い現在でも、弘大での小さなライブハウスでの演奏を継続しています。
    http://www.withsiwa.com/

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    11月24日・25日には当店の2周年企画として、シンガーソングライター大森靖子さんをお招きしました。歌詞の意味が直接通じない状況にも全く動じず、観客の様子を見ながら歌い方や演奏を変え、一人ひとりとの距離を縮めていく姿に、表現者としての力量を見せ付けられました。ライブ終盤に観客の心をぐっと掴んでいた様子は、まさに圧巻でした。

    24日は、廃工場を利用した文来洞のライブハウス、ローライズ(2013年に閉店)を借りて行われ、鍵盤シンガーソングライターのピュア・キム、ガールズパンクのルックアンドリッスン、男泣きフォークのキム・イルドゥが共演しました。
    25日は、雨乃日珈琲店にてパンクユニットのムキムキマンマンス(写真)とツーマン。ムキムキマンマンスは残念ながら現在活動を行っておりませんが、カリスマ性の光る尖がった演奏を見せてくれました。当店でのライブは前日の口コミもあり、満員御礼。

    3周年もまた、素敵なアーティストのライブを計画中です。

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    魔法が使えないなら死にたいPINK
    - 各アーティストのyoutubeなど

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    2010年11月12日にオープンした、日本人が運営する弘大の喫茶店です。このブログでは、日本の皆様にソウルの状況をお伝えします。最新情報や臨時休業日は、韓国語サイトツイッターをご確認くださいませ。

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