続いて翌日日曜の晩には、前野健太さんによるワンマンライブが当店で行われました。「雨」と「コーヒー」は前野さんの歌にも頻繁に登場する言葉で、ご本人も演奏するのを楽しみにされていた様子です。
なお、雨乃日コンサートでは毎回、能登の焙煎職人である二三味葉子さんが、イベントにあわせて特別にセレクトしてくれたコーヒーを提供しています。今回の豆は、夏にあわせ、アイスにするとシャープな味が出る「てっかまっかブレンド」でした。
10坪程度しかない当店に、前日のイベントを見てファンになった人、当店のライブに興味を持ってくれた人たちが集まりました。楽器は昨日と同様にエレアコが使用され、壁には歌詞翻訳が映写されました。

ほとんどMCなしで、1時間30分にもわたった演奏は、個人的には昨日以上に胸に響くものがありました。一番最後に演奏してくれた曲は、「東京の空」。「歌詞は表示されませんが、目をつぶって、青い空を思い浮かべてください」の言葉に、会場にいた皆がそうしてくれた、と思います(自分が目をつぶってしまったので確認できませんでした……それにしても、最後まで本当に贅沢な時間でした)。
ライブ終了後、お店に長く残ってくれるお客さんが多かったのも嬉しいことでした。また、松江監督が当店でのライブをカメラに収めてくれたいたことも、うれしいことのひとつ。いつか前野さんのライブを集めた映像集「DV」の続編が出たら、当店の様子が収録されることを期待したいです。
ここまで自分の感想がメインになってしまいましたが、ツイッターなどに書かれた、参加者の方々のイベントの感想を紹介したいと思います。

「空中キャンプで出会う日本のミュージシャンにはいつも驚かされる。舞台の上であんなにかっこよく、舞台の下であんなに気さくになれるなんて。今日も感動して帰ります。前野健太さんすごいかっこいいです(ハート)明日の雨乃日、満員祈願!」

「映画に慰められる感じを受けることは簡単なことではない。今の私の精神状態のせいでもあるだろうけど、大きな力をくれる映画。ワンシーン・ワンテイク・ワンカットで、ずっと歌だけを歌うこの映画、ライブテープ…私の人生の慰めになるだろう映画」

「前野健太の歌を聴いていると、夏の夜を歩きたい気分」

「ド レ ミ ファック ミー」
初めて前野さんの歌に触れた人が、曲や演奏はもちろん歌詞もいいとCDを買ってくれる場合も多く、前野さんという東京の一人の人物をめぐる身近な歌に、韓国の人も親近感を覚えるのだと実感しました。
当店では引き続き、前野さんのCDを販売しております。当店で製作した韓国語翻訳歌詞集(前野さんサインつき)もセットになっております。いいでしょ。
