最初に登場したのは、最近1枚目のCD「犬(개)」を発表し、弘大の音楽好きの間で人気急上昇中の、ハ・ホンジンさん。かなりの演奏技術で、ひりひりとしたブルースを聴かせてくれます。彼が韓国の大型音楽フェスに登場するのも、遠くないような気がします。


二人目は、釜山の音楽シーンで長く活動するミュージシャン、キム・イルドゥさん。「GENIUS」という激しいパンクバンドを牽引する彼、当日はリハーサルもほとんど行わず、演奏前にお酒をたしなんでいらっしゃったので、本番ではどんなことが起きるのか、期待する反面ひやひやする部分もあったのですが、もちろんお店を破壊していただくこともなく、ギター1本で、美しく泥臭くもある染みる歌を聴かせてくれました。僕が韓国語ネイティブだったら、彼の等身大の歌詞が直に伝わるんだろうと、ちょっとくやしくなるほど。なお、会場には、わざわざ釜山から足を運んでくれた西洋人のファンもいらっしゃいました。

ライブと一緒に、いつも美味しいコーヒーを届けてくれるニ三味さんが焙煎した、スペシャルアイスコーヒーが提供されました。今回の豆は、ケニア・リアンジャキ。フルーツのような香ばしさが心地よく、こちらも好評でした。
tencho
ハ・ホンジンさん www.haheonjin.com
キム・イルドゥさん