を申請しに、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)まで行ってきました。実は先週の金曜にもここを訪れているのですが、足りない書類があるから受領できないと事務的な口調で言われ、めっちゃ緊張しながら週明けの再訪となりました。
ビザ申請に必要なもののうち、外国人投資企業登録証明書(KOTRAで発行してくれる)、事業者登録証、外国換買入証明書、事務室賃貸契約書、申請書(その場で書く)、などは想定の範囲内だったのですが、その他にも、事業計画書(A4紙で1枚ほど)やお店の写真、自宅の契約書などが必要だという。お店の写真は看板がかかったものというが、ちょちょちょっと待て、工事は全然進んでないよ。そして自宅の契約書だが、以前契約が切れ更新となった際、大家のおばちゃんが欄外に、手書で雑に「契約更新 ×年×月まで」と書き、押印しただけのものである。こんなんで大丈夫なのか? 係員はとりあえず持ってきてくださいと言うが。
KOTRAまで行く1時間の道則は、本当に気が重かった。ここまで来てビザが出ないとなったらどうしたものか、どんな面を下げて故郷に戻らねばならんのか、とか。バスの中、あまりに緊張してお腹がいたくなり、そして異様に眠くなりはじめる。人間、緊張がピークに達すると眠くなるというのは、一体どういう作用によるものだろう。種の保存という側面において良いことはあまりないと思うのだが。
やがてバスは目的地に到着。KOTRA1階のホーリーズコーヒーでエスプレッソを一気飲みし、気合を入れて係員のもとへ。するとどうか、今日の係員は書類をざっと眺めると、特に難しいことをいうことでもなく、あちらで待つようにという。心臓の鼓動を数え1万ぐらいに達したほどだろうか、できましたよと6ヶ月ビザが貼られたパスポートを持ってきてくれた。しかも外国人登録所、再入国許可証もセットである。むちゃくちゃ早い。こういうのって申請してから1週間ぐらい待つものではないのか。
ただの申請書だと思って顔写真の欄に貼った、寝癖のある適当な証明写真がそのままカードになってしまったのは痛いが、ともかくビザと登録証を手に入れたのは僕にとっては大きな一歩だ。これさえあれば、韓国人にできる手続きはほぼ何でもできる。ドラクエで言えばどんな扉でも開けてしまうアバカムの呪文を覚えた気分。余計な扉、開けまくっちゃうぞ!
tencho