
高麗人参屋ばかりが並ぶ町
執筆業の方の仕事で、特産品の高麗人参を全面に押し出す町・錦山(クムサン)に行ってきました。中心地は徒歩で見て回れるほどの小さな町なのですが、町おこしにかける役場の意気込みと投資が半端なく、他の町にはない活気がありました。

町中の高麗人参食堂にて。揚げたてのぶっとい高麗人参を、甘い紅参ソースにつけていただく。お酒はもちろん高麗人参マッコリ。天国ですか
その原稿(前半・後半)には書かなかったのですが、若い人たちが集まる場所があると観光案内所で聞き、立ち寄ってみました。場所は錦山シネマの裏。古い市場をリモデリングした「青年モール」という通りには、町の支援により若い起業家が手掛ける今っぽいショップたちが並んでいました。


そのなかのひとつ「チョ社長コーヒー」に立ち寄ってみました。焙煎も行う本格的なコーヒー店で、店長は若い男性です。
お年寄りの多いこの小さな町で、若い人がどのような暮らしをしているのか気になり、話を聞いてみました。彼は昨年お店をオープンしたそうですが、何と錦山に住んでいたわけではなく別の町の出身で、その前は弘大の某有名カフェで働いていたそう。たまに弘大のインディ―ミュージシャンを錦山に呼んで、お店でライブをしてもらっているのだとか。ソウルばかりでなく、地方にも面白い若者がいるものだなと嬉しくなりました。
錦山、なかなか楽しい所ですので、ぜひ一度訪れてみてください。私もまた行くと思います。