
トゥリバン跡地はホテルになる模様
既にご存知の方も多いかと思いますが、当店前の陸橋の下にあった空き地が整備され、昨年10月末から「京義線チェッコリ(=ブックストリート)」という名前で運営されています。
本をテーマにした公園ということで、本に関わる謎のオブジェや、誰も利用してなさそうな本の販売ブースが何の脈絡もなく設置され、行政のやることはセンスないなあと思う毎日です(できたと思ったら半年も経たずに土掘り返す大工事してるし)。
そしてこれまでなかった桜の木がいきなり満開になった時は唖然としました。韓国、安易に桜植えすぎです。
これに伴い、公園周辺の物件に動きが見られます。
まず、独立系書店のさきがけであるユアマインドが、2月末に移転してしまいました。建物がまるごと別の家主に高価で売却されたのが理由だそうですが、ブックストリートが原因で重要な書店がなくなったのだから本末転倒です。
ちなみにユアマインドは延喜洞(当店から徒歩20分くらい)に新店舗を準備中で、4月に再オープン予定とのこと。何はともあれ、新たな出発に期待しています。
3月には当店2階にあった美術学校がある日突然いなくなり、当店向かいのコンビニの地下にあった、グラフィティアーティストのアトリエがなくなってしまいました。壁に「リョニ」と日本語で書かれていたので、リョニさんだと思われます。
彼とは面識がなかったものの、毎日遅い時間まで制作をしていたようで、頭が下がる思いでした。
周辺から文化的な空間が消えていく……と残念に思っていたところ、思わぬ朗報が。リョニさんのアトリエに入ってきた人は、何と10年前から知り合いのミュージシャン、チョンさん! ここをスタジオとして利用するそうで、さっそくお店にコーヒーを飲みに来てくれました。
別れも出会いも何の予兆もなく突然やって来る、あわただしい毎日を送っています。

当店のすぐ下、公園の前にできたばかりの居酒屋。アピールポイントはsince 2017