さて11月に制作したフリーペーパー『雨乃日通信』ですが、当店の他に、東京・金沢・京都・高知でも配布しておりました。部数が少なく、もうない可能性も大きいのですが、見つけたら恐れず手にとってみてください(無料です)。
その中に、当店のある東橋洞エリアを地図で紹介する記事があり、コンシチェッパン(孔さんの本屋)という老舗の古本屋についても記載してあります。位置は、当店前の道路を新村方向に進み、突き当りのT字路で向こうに渡ったあたり。厳密には東橋洞ではないのですが、もうすぐなくなってしまうとのことで、どうしても記しておきたかったお店です。

1972年に開業した孔さんの本屋が、現在の位置に定着したのは1992年のこと。今年の秋、建物が売却されたことから、いきなり家賃が2倍になり、店を畳まざるを得ない状況になってしまいました。現在は契約期間が終わった状態であり、それでもまだ営業を続けていますが、いつ閉店(移転)してもおかしくない状況です。

ソウルにはめったにない長寿の古本屋であることから、市から「ソウル未来遺産」に指定されたこともあったのですが、都市開発問題の前には何の役にも立たなかったそうです。

レコード倉庫は大興奮です。写真のような何万円のレコードは流石に購入できず拝むだけですが、機会があればぜひ訪れて、そして何か買ってみてください。