"上"チャリティーハガキ

    DSC7633s.jpg

    雨乃日珈琲店で"上"チャリティーハガキの販売を開始しました。売り上げの全額を西日本豪雨災害義援金として被災地へ寄付させて頂きます。ご協力をよろしくお願い致します。

    出張作曲家、キム・ドンサン


    キム・ドンサン『阿峴(アヒョン)屋台30年史』

    開放っ子として生まれた 銃口で穴を開けられた戸や窓から
    刺すような風が吹きつける 6歳の冬の夜
    母さんは行商に出た 抱龍丸を売る背負子のおばあさんたちが
    もし我が家に泊まっていくことがあれば 何でも食わせてやれと教わった
    10.26事態の頃にソウルにやってきた まだおじいさんが生きていた頃
    当時は新堂洞でヘジャングッの店をやり どうにかこうにか楽しく暮らしていた

    86年に屋台を始め 86・88ゲームをここで観た
    当時は辛い催涙弾の煙がここ阿峴洞まで毎日漂ってきた
    深夜営業を取り締まっていた時は 客たちが先に気配を感じ
    扉を閉めて蝋燭の火をつけて隠れてたら 取り締まり官も笑って見逃してくれた
    タルトンネに住んでいた20代たちも 今や五十になった
    果物を持って挨拶しにやってきた その時くれた名刺も撤去で全部なくなった

    90年代 非行少年は屋台の母さんに悩みを打ち明け
    IMF ひどい出来事を体験した人々が絶えず訪れた
    2006年以降 タルトンネは人々がひとりふたりと離れていった
    組合長の横領の8年間 そしてタルトンネはなくなっていった
    李承晩博士の時はもっと貧乏だったけど 今この世界はもっとケチくさい
    区庁長 あなたもあの時代を覚えているか? 聞いたが答えはなかった
    区庁長 あなたもあの時代を覚えているか? 聞いたが答えはなかった

    ※開放っ子…1945年生まれの子
    ※10.26事態…1979年の朴正煕暗殺事件
    ※86・88ゲーム…1986年アジア大会、1988年ソウルオリンピック
    ※タルトンネ…月の丘。斜面に庶民の家が迷路のように立ち並ぶ地域
    ※IMF…1997年韓国通貨危機



    世界を旅し現地の人たちと交流しながら演奏を続けるミュージシャン・枡本航太が、このたびも素敵なミュージシャンを連れて雨乃日珈琲店でライブを企画してくれました。「出張作曲家」こと、キム・ドンサン(金東山)。現場を訪れ人々の話を聞き、歌をつくって届けるスタイルからこう自称しているのですが、自立音楽生産組合(チャリプ)に所属し、不法な立ち退きを迫られる現場で歌うことも多いアーティストです。
    ライブもそのお人柄も素敵だったのですが(使い捨てのコーヒーカップを渡したら、家で使うからと持って帰っていらっしゃいました)、翌日改めて音源をじっくり聴いたらこれがまたむちゃくちゃいい。最小限のドラム・ベース・ギターによる、そしてどこか人の匂いのするバンドサウンドは、最近私が傾倒している日本の70年代フォークロック、生田敬太郎や岡林信康を連想させるものがあります。アルバム全曲がマイク1本による一発撮りのようで、なるほどです。
    そして何よりすごいのは、現代社会を描く深みのある歌詞。響きます。思わず代表曲を翻訳してみました。これほど強いリアリティと目的意識をもつ歌、最近はなかなかないのでは?
    彼のCD、当店でも扱っていますのでぜひ手に取ってみてください。


    この歌の舞台となる阿峴(アヒョン)洞は、山の斜面に沿って庶民の家が密集する地域だったのですが、2000年代後半から町ごと撤去工事が始まり(残念なことに、町ごとブルドーザーで平らにするような開発工事が、韓国ではたびたび行われます)、2014年にマンション団地が誕生します。さらにマンションの価格を上げたい入居者たちの要請を受け、住民に長く愛されてきた屋台村が2016年8月、商人の権利を無視し区庁により強制的に撤去されてしまいます。キム・ドンサンを始めとするミュージシャンたちはこの問題を知ってもらおうと、屋台跡地でライブを繰り広げました。

    タッカンマリ

    一羽分の鶏肉を鍋で煮ていただく料理「タッカンマリ」。近所の新村エリアにもタッカンマリ屋がいくつかあるのですが、先日は行きつけのお店ではない、別のタッカンマリ屋に行ってみました。

    そこは有名店だけあり、来店した有名人の写真が壁一面にずらり。その豪華なラインナップに、思わず度肝を抜かれてしまいました。

    IMG_4931.jpg
    PSY……もすごいけど、隣はハン・デスやで!


    profile

    雨乃日珈琲店/아메노히커피점

    ソウル市麻浦区東橋洞184-12 101号
    서울시 마포구 동교동 184-12 101
    tel.070-4202-5347
    map
    amenohicoffee.com

    open mon-fri 15:00-22:00/
    sat-sun 13:00-22:00
    close tue-wed

    2010年11月12日にオープンした、日本人が運営する弘大の喫茶店です。このブログでは、日本の皆様にソウルの状況をお伝えします。最新情報や臨時休業日は、韓国語サイトツイッターをご確認くださいませ。

    일본어를 못하시는 분한테 죄송하지만 이 페이지는 일본어로만 적어 있습니다. 최신정보가 나오는 한국어 사이트/트위터가 있으니 링크해주실 때도 이걸로 해주시면 감사합니다.
    blog(korean)
    twitter(korean)

    mail/amenohicoffee(a)gmail.com

    category
    title
    2018年07月の記事
    archives
    link
    このブログをリンクに追加する