
発売から少し経ちましたが、私が韓国語で書いた本『韓国タワー探究生活』が、いつもお世話になっている独立系出版社、YOURMINDから発行されております。珈琲や音楽とは全く関係のない、韓国にあるタワーをめぐった旅行エッセイです。
あくまで私の基準なのですが、韓国にはタワーが50本ほど立っています(人様の役に立つタワー型のオフィスビルなどは含みません)。これはちょっととんでもない数であり、それらは人が訪れなさそうな地の果てや無人島にそびえ、個性的すぎる姿で無意味の美を光らせます。この本は、そうした韓国タワーの中から選んだ15のタワー旅行記、および私がタワーと認定する韓国タワー50のリストを掲載しております。
本は当店やYOURMIND、教保文庫、その他ネット書店などで購入可能ですので、韓国語を勉強されている方、ゆるい建築物に興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
また2月には著者として、YOURMINDでトークショーを行いました。建築というテーマのトークシリーズだったので、タワーはさわり程度に、街で見かけたトマソン物件から、古アパート、定礎、看板、大統領お宅訪問まで、私が撮りためた韓国の建築?写真を一挙出ししました。ひょっとすると韓国の方の機嫌を損ねるのではという緊張もあったのですが、意外と反応が良く(特に定礎)、シンプルに笑ってもらえたのがとても嬉しかったです。