今年も何かと忙しく刺激的な年でした。ソウルで店をやっているおかげで、ミュージシャン、映画監督、写真家、日本各地でお店をされている方などなど、日本では会えないような素敵な人たちにお会いすることができました。
個人的に来てくださった方のご紹介は省略しますが、2015年は特に、映画『パーティー51』の日本ツアーを企画した山本さん(映画の上映は、札幌・東京・京都・沖縄でまだ少しだけ行われるようです。サイトoffshoreをチェック!)、韓国インディミュージシャンコンピ『大韓不法集会』を企画するラフィンノーズのチャーミーさん(渡韓日記、おもろいですよね)のおかげで、様々な人をつなげてもらえたように思います。ありがたい限りです。
今年お会いできた方といえば忘れられない、二階堂和美さんとガンジーさん。当店の5周年企画ライブのため、お忙しいなか広島からお越しくださいました。おふたりのプロ精神とお心遣いには心打たれるものがあり、『あなたと歩くの』を熱演の途中、会場に雨乃日コールを呼び起こしてくれた瞬間は、贅沢すぎて今思い出してもぶわーっとなります。
お客さんの反応もとても良かったです。以前からの二階堂さんファンはもちろん、ジブリ映画ファン、子連れの在韓日本人など様々なお客さまが集まり、当店会場は早期売り切れ、初日会場も満席近い盛況となりました。ウッドベースとボーカルのみ(+時々ギター)という構成なのに、華やかで広がりのある表現に皆引き込まれていたよう。『説教節』など演歌スタイルのナンバーに韓国の方が爆笑していたのも、個人的に興味深かったです。
また韓国でライブをしてくださいという声も多く、私たちもその日を心待ちにしております。

初日会場ストレンジフルーツでのライブ
日本人に関係したトピックが続きましたが、もちろん韓国人のお客様やお友達の協力がとても大きく、一年を楽しく乗り切ることができました。
毎年のことですが、パク・ダハム君やイ・ランさんが面白い人を常に連れてきてくれるし、今年はイム・ジナさんとオ・ユジンさんの展示が実現できたのも良かった。ドゥリンジ・オーさんがスコットランド在住のシンガーソングライター、リザベット・ルッソさんを連れてライブを企画してくれたのも嬉しいことでした。その時聴いたドゥリンジの韓国語新曲がとても良く、韓国でもっと知られてほしいなと思っています。
あと、いつもお世話になっている近所の独立出版社・ユアマインドさんから11月、私が韓国語で書いた旅行記『韓国タワー探求生活』を出版することができました(詳細は別記事で後ほど……)。読者の方がお店を探して訪れるようにもなり、ありがたさでいっぱいです。
2016年も素敵な年になるよう頑張りたいと思います。当店をいつも見守ってくださる皆様にとっても、実りある1年になりますように。

お客様からいただいたクリスマスカード