8月21日「雨乃日コンサート#3 前野健太ライブ」報告

    前日の報告の続きです)

    続いて翌日日曜の晩には、前野健太さんによるワンマンライブが当店で行われました。「雨」と「コーヒー」は前野さんの歌にも頻繁に登場する言葉で、ご本人も演奏するのを楽しみにされていた様子です。

    なお、雨乃日コンサートでは毎回、能登の焙煎職人である二三味葉子さんが、イベントにあわせて特別にセレクトしてくれたコーヒーを提供しています。今回の豆は、夏にあわせ、アイスにするとシャープな味が出る「てっかまっかブレンド」でした。

    10坪程度しかない当店に、前日のイベントを見てファンになった人、当店のライブに興味を持ってくれた人たちが集まりました。楽器は昨日と同様にエレアコが使用され、壁には歌詞翻訳が映写されました。

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    ほとんどMCなしで、1時間30分にもわたった演奏は、個人的には昨日以上に胸に響くものがありました。一番最後に演奏してくれた曲は、「東京の空」。「歌詞は表示されませんが、目をつぶって、青い空を思い浮かべてください」の言葉に、会場にいた皆がそうしてくれた、と思います(自分が目をつぶってしまったので確認できませんでした……それにしても、最後まで本当に贅沢な時間でした)。

    ライブ終了後、お店に長く残ってくれるお客さんが多かったのも嬉しいことでした。また、松江監督が当店でのライブをカメラに収めてくれたいたことも、うれしいことのひとつ。いつか前野さんのライブを集めた映像集「DV」の続編が出たら、当店の様子が収録されることを期待したいです。

    ここまで自分の感想がメインになってしまいましたが、ツイッターなどに書かれた、参加者の方々のイベントの感想を紹介したいと思います。

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    「空中キャンプで出会う日本のミュージシャンにはいつも驚かされる。舞台の上であんなにかっこよく、舞台の下であんなに気さくになれるなんて。今日も感動して帰ります。前野健太さんすごいかっこいいです(ハート)明日の雨乃日、満員祈願!」


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    「映画に慰められる感じを受けることは簡単なことではない。今の私の精神状態のせいでもあるだろうけど、大きな力をくれる映画。ワンシーン・ワンテイク・ワンカットで、ずっと歌だけを歌うこの映画、ライブテープ…私の人生の慰めになるだろう映画」


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    「前野健太の歌を聴いていると、夏の夜を歩きたい気分」


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    「ド レ ミ ファック ミー」

    初めて前野さんの歌に触れた人が、曲や演奏はもちろん歌詞もいいとCDを買ってくれる場合も多く、前野さんという東京の一人の人物をめぐる身近な歌に、韓国の人も親近感を覚えるのだと実感しました。

    当店では引き続き、前野さんのCDを販売しております。当店で製作した韓国語翻訳歌詞集(前野さんサインつき)もセットになっております。いいでしょ。

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    8月20日「ライブテープ上映音楽会」報告

    このたび、雨乃日珈琲店が企画・運営した「ライブテープ上映音楽会」の様子をご報告いたします。
    ホンデのライブハウスで松江哲明監督作品「ライブテープ」を上映し、その映画の主演であるミュージシャン・前野健太さんのライブも行われるという、一夜限りのイベントです。松江監督は数日前に来韓し、偶然にも同時期に別会場で上映されることになった彼の処女作「あんにょんキムチ」の舞台挨拶に参加、ライブテープの宣伝もたっぷりしてくれました。

    8月20日当日は曇り。晴男という松江監督と、雨男という前野さんのぶつかりあいといった天気ですが、それまで韓国では大雨続きで、久々に雨が収まっただけでも幸運といえます。
    会場は、フィッシュマンズや曽我部恵一さんなど数多くの日本人ミュージシャンがライブを行った空中キャンプ。当日は、松江監督の映画に以前から興味を持っていた人、ホンデの音楽好きなど50人以上の観客が集まり、小さな会場は熱気に包まれました。

    ライブはまず、ホンデで長く活動するアンビエントフォークシンガー「amature amplifier only for amature amplifier(アマチュア増幅器のためのアマチュア増幅器)」こと、ハン・バッさんの演奏で幕を開けました。独特の世界観を持ちファンも多いミュージシャンで、前野さんもじっくり聞き入っていた様子でした。

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    amature amplifier only for amature amplifier
    www.atu4tal.com

    続いて「ライブテープ」が上映されました。作品内で松江さんが前野さんにつっこみを入れるシーン、前野さんが子供に接するシーンでは笑い声があがるなど、観客の方々から積極的なリアクションが起こります。映画専用ではない小さなプロジェクターによる上映でしたが、松江監督は「観客と作品の距離が近く、みなさんが集中して観てくれているのが伝わり、監督にとっては幸せな上映会でした」と後にコメントしてくれました。

    上映会の後は松江監督と前野さんが登場し、観客との質疑応答が行われます。手前は松江監督と息がぴったりの通訳者、パクさん。本業は役者という彼、まるで松江監督がふたりいるかのような、言葉の意味も感じも伝わるすばらしい通訳を見せてくれました。

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    10時過ぎに、いよいよ前野さんの出番です。買ったばかりというエレアコで、エフェクターも使った多彩な演奏を披露してくれました。
    また、前野さんの歌の魅力を語る上ではずせないのが、親近感を感じてしまう歌詞。歌と一緒に、韓国語に翻訳した歌詞をプロジェクターで上映させていただきました。前野さんの気迫あふれる演奏とあいまり、観客の皆さんにも彼の言葉が伝わったようでした。

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    30分ほどの演奏では、ライブテープで歌われた初期の歌を中心に、「ファックミー」「ヒマだから」など今の前野さんの姿も披露。「100年後」は韓国語バージョンで歌ってくれました。さらに、さっき聴いたばかりのハン・バッさんの歌を一節カバーし、彼のファンを驚かす場面も。

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    ラストソングの「天気予報」では、アドリブで観客の中から演奏できる人を募り、ドラマーと競演することになりました。はにかみながらもドラムを叩いてくれたのは、近々当店のライブでも演奏してくれる予定のあるDydsuさん。

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    さらにアンコールでは、前野さんが以前カバーした曲、桂銀叔さんの「花のように鳥のように」が飛び出します。パクさんが歌の途中で(打ち合わせなしに)歌詞通訳をいれるという離れ業を見せてくれました。

    イベント終了後には、松江監督や前野さんのまわりに人々が集まり、買い求めたCDやDVDにサインを求めるなど、熱気が後を引きました。

    松江監督や前野さんのことを事前に知っていた人はもちろん、よくわからないまま訪れてくれたお客さんにも、監督や前野さんにも、喜んでいただけたことがひしひしと伝わり、企画者冥利に尽きる一夜となりました。
    改めて、今回のイベントを支援してくれた国際交流基金とアートハウスモモ、会場を提供してくれた空中キャンプ、翻訳家のハン・ヒソンさん、フライヤーデザインのヘミさん、両日設備などの面で協力してくれたパク・ダハムさん、出演者の皆さん、訪れてくれた皆さんに感謝の意を伝えたいです。

    (二日目に続く)

    上映音楽会メディア告知

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    毎号、旅行記を連載させてもらっている韓国のカルチャーマガジン「PAPER」に、ライブテープ上映音楽会の告知を載せてもらいました。小さい情報枠のつもりでしたが、どーんと2分の1ページフリー広告です。ありがたや…。

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    「PAPER」は創刊15年を越える、若者に人気の月刊誌。今号の特集は「南極での一晩」というもので、このテーマに沿って個性ある執筆陣がエッセイ・小説・漫画などを書くという、オルタナティブで適宜にゆるい雑誌となっています。ちなみに私は「日本の青年ヒロユキのあたふた韓国旅行記」というページを2008年から担当しており、今号は麗水という南の街までタワーを見に行く話を書かせていただきました。韓国の駅の売店などで見かけたら、お土産に買ってみてください。

    tencho

    ライブテープ上映会準備

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    最近のわたくしは、8月20日に行われる「ライブテープ上映音楽会」の準備で、忙しく立ち回っています。基本的には連絡したり交渉したりするばかりで、目に見える結果はあまりなかったのですが、韓国のデザイナーさんと意見を交わしながら作ってもらったフライヤーデザインがついに完成、印刷所にデータを持っていくと、翌日の朝に(早すぎるだろ…)さっそく現物ができあがりました! 何らかのモノが生まれたのはこれが最初なので、充実感もひとしおです。近所のカフェや映画館にすこしずつ配布しています。

    また、上映会のフライヤーだけでなく、21日に当店で行われる前野さんのワンマンライブにも、フライヤー的なものが必要であると実感し、こちらは自力でつくってみました(こんなのです)。写真は2年前に訪れた小矢部クロスランドタワー。前野さんの曲っぽいタワーだと勝手に思っています。

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