アルパカさん

骨から冷える韓国の冬、当店では補助暖房として石油ストーブを使っております。当初はやはり、アラジンストーブがいいね!と言っていたのですが、韓国ではほとんど流通しておらず、韓国製の石油ストーブを購入したのですが、使ってるうちになかなか愛着が沸いてきました。商品名が「アルパカ」というのもキュートです!
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神戸マニアのお客様
全く目立たず、お友達の紹介で新しいお客様が訪れることの多い当店ですが、先日、ドイツで活躍している韓国人女性シンガー(この人もまたすごいご縁なのですが……初めて来店された時に少しお話したところ、
日本人ミュージシャンのハチさんという、共通の知り合いがいることが分かり、大いに盛り上がったものです)のご紹介で、韓国で日本の漫画を出版しているご夫婦の方が訪れてくれるようになりました。
それにしても専門を持っている方の話は面白い。「日本では、男性がひとりでさびしく食事をするグルメ漫画がありますよ」とちょっと振ったら、「『孤独のグルメ』ですね! 韓国ではヒットとはいかないまでも、マニアには大うけですよ」「同じ作者の『神々の山嶺』の方は、若者にはさっぱりだけど、登山が好きな中年層にファンがいます」「グルメものでは、『孤独~』のほか『駅弁ひとり旅』も当たった方ですね。一味違った日本旅行をしたい人が読むようです」と、どんどん興味深い話が出てくる。てか、『孤独のグルメ』の情緒は韓国の人にも伝わるんだーちょっとうれしい。
そのご夫婦はもちろんの日本好きで、特に神戸のこじんまりした雰囲気が好きで、日本に行けば必ず神戸ばかり行くのだとか。旧正月休みには、「灘と岡本に行こうと思うんだけど」とおっしゃっていました。僕も大学時代に神戸に住んでいたことがあるので、ある程度土地勘はある方だと思うのですが、灘と岡本、そこで一体何を見ればいいんでしょうか……。ご夫婦は「普通の住宅街が見たい」とおっしゃってましたが、やはり外国からの人のほうが、日本に対して新鮮な見方ができるのかもしれません。おふたりにはぜひ神戸の旅行本を出して欲しいところです。

当店で販売している、金沢小町さんの米粉クッキーのラベルを、キーホルダーのようにかばんにつけていらっしゃいました。「かわいいから」とのことです。ありがたいです。
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日本からのお客様
私は喫茶店の運営もしながら物書きの仕事もしているのですが、業務以外でそちらがらみのお客様がわざわざ訪れてくれ、とても嬉しい思いをしました。
その方は古い韓国映画のファンで、日本では接することの難しい昔の映画を観に何度も韓国を訪れているという、素敵なフットワークをお持ちの方なのですが、僕が個人ブログでナム・ジョンイムという60年代の人気女優(66年~71年の5年間で200本の映画に登場していますが、現代の人にはあまり馴染みのない名前です)について、ざっくり言うと「ジョンイムたん萌え~」的なことを書いたところ、「ナム・ジョンイム」をキーワードに僕のブログにたどり着き、以来チェックしていただいているとか。ありがたくも不思議なご縁です。
カウンターで韓国映画談義をしながら、自分ももっと勉強しなければなと思いました。明日仕事休んで映画観にいってもいいですか。
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昨年、全州国際映画祭に行ったら、昔の銀幕スターが表紙を飾る貴重な雑誌類が展示してあった。左上、右下がジョンイムたん。
フライヤー置き場1月

毎日変わったりもしますが、現在当店で配置しているフライヤーを紹介したいと思います。韓国旅行にお役立てください。
左上黒
湖林アートセンター「黒磁 黒い光を放つ韓国の古い器」展(~3/31)
左下青
サムスン美術館リウム「未来の記憶」展(~2/13)…国内外の若手現代美術作家の展示。
左から2番目上 セレクト文具ショップ「
oval」ショップカード
左から2番目下 BARIE MALGM「PASTURE
NORITAKE DRAWING EXBISION」(~3/31)
右から2番目 韓国映像資料院フリーマガジン「映画天国」17号
右長方形
ソウルアートシネマ「2011 CINEMATHEQUE FRIENDS FILM ESTIVAL」(~2/27)…新旧問わず見たい作品ばかり。

こちらは日本情報コーナー。
金沢21世紀美術館「ホンマタカシ ニュー・ドキメンタリー」展(~3/21)、二三味珈琲さんや
ノックの帽子屋さんなどのショップカードにまざり、燦然とかがやく「ファックミー」の文字。2月6日発売の、
前野健太さんの3枚目アルバムのフライヤーですが、ソウルから大変期待しております!
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付加価値税申告

2010年の付加価値税(日本の消費税みたいなものか)の申告のために徹夜です。火曜しめきりで、もっと早くやれという感じですが、今月はガイドブックの取材も同時に行うなど(と本業をスムーズにアピール)、なんだかんだとここまでひっぱってしまいました。
何から始めればいいのかさっぱりわからず、必要書類が足りなかったらどうしようと冷や汗モノでしたが、インターネット上のフォームに沿って入力、正しいのか間違ってるのか確証を持てぬまま、最後はとりあえず送信ボタンをたったーんとクリックし、申告を無事終えることができました。頭の痛かった問題だけに、今やものすごい開放感です。
付加価値税というのは買い物する際、消費者が商品代金の10%を国に支払うものですが(基本的に表示された価格の中に含まれており、自動徴収される)、日本の消費税とは違い、会社員でも年間消費を申告すれば、決まった範囲で戻ってくるというちょっと不思議な制度です(事業者の場合は事業に関連する消費に限る)。
これは、現金によるやりとりだと脱税する人が多く、国民のお金のやり取りを国が管理するために行っている制度だと聞きます。韓国では100円程度の買い物でも、カードで支払う人が多いのは、付加価値税の返還と関連してのことです。
当店でも申告月である今月は、他の月に比べカードで支払う人が急増しました。8割くらいがカードによる支払いなのではないのでしょうか。そのようにして大企業であるカード会社が手数料で儲かるのは、なんだかなあという感じもします。
またお店によっては、「現金支払いの場合10%オフ!」「カード支払いの場合10%いただきます!」と明記したりしています。それって「当店は現金収入、申告してませんよ!」とアピールするようなもので、なんだかなあという感じもします。
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