2010年

※当店ではありません
夜11時をもって、雨乃日珈琲店の2010年の営業は無事終わりました。
学校や会社が1月1日しか休日にならない韓国(しかもいまだにクリスマスツリーが飾られている韓国)では、これまで年末・年始らしい気分をあまり感じることができなかったのですが、今晩になりお店の外を歩く人がいつも以上に多いのを目にし、年の瀬のわくわく感をようやく実感する次第です。
いつも日本からこのページを見ていただいている皆様、ツイッターやメールなどでご声援をお寄せいただいた皆様、そしてお店まで実際に足を運んでいただいた皆様、2010年は本当にありがとうございました。もちろん、この日本語ページをわざわざ読んでいただいている韓国の方、現地で手助けしてくれるお友達やお客様にも、感謝の気持ちを伝えたいです。
こちらはまだまだ体勢を整えるのに精一杯ですが、2011年はもっと様々なことに挑戦し、この小さな空間から「情報」を発信していきたいと考えています。至らないことは多いですが、これからもお付き合いいただければ、嬉しい限りです。
皆様にとっても2011年が素敵な1年でありますように。これからもよろしくお願い申し上げます。
tencho
危機一髪
かなり危険な状態から、辛くも抜け出した。
というのも、隣の不動産(もとギター屋)を、日本式カレー屋をオープンしたいという人が契約したのだが、入ってみるとその場所には水道がないことが発覚し(事前に分からなかったのだろうか……ま、うちも契約してから都市ガス設置に莫大な費用がかかることが分かり、結局電気に頼っているのだけど)、やがて工事担当者が当店を訪れ、「おたくの水道から水をひっぱりたい」と言う。
ちょちょちょっと待て。さぞ当然のことのように切り出したけど、それって有り得ない状況でしょ。隣のお店の壁と、うちの水道コックは、ちょうど正反対。つまり当店の中を水道管が新たに走るというわけ。それってシンク台はずしたり大工事が必要なんでないの? 万一工事が無事終わったとしても、水道料金はワリカンでとか言い出すんじゃなかろうか。しかもそのパイプは、いったい誰が管理するんだ。おとなりの家の大切なものを、何故かいつまでも管理しなければならない状況(なんだか阿部公房的である)ほどしんどいことはないのではと思うのだが、それしか方法がないとなった場合どうすればいいのか。
とりあえず明日大家と相談しましょうと(相手の目を見ずに)話し、次の日大家がやってきてすったもんだあり、水道管が外壁を回ることは有り得ないとなり、いよいよ僕が譲歩しなければならない状況になるのか……と青くなったが、再び水道屋がやってきて、隣の家の壁をはいでみると、そこから使われていない水道管が現れた。つまり、うちの店の水道は僕だけのものだということだ。ほんとに、地面を掘ったら温泉が湧き出たくらいのカタルシスだった。
tencho
借景

昨日の雪の様子。ここ数日、自宅の水道管が凍るほどの寒さだったのですが、今日はふたたび暖かくなってきました。三寒四温のサイクルを実感します。
tencho
ソウルのいいとこ巡り
先の定休日、日本のものづくり集団
ランドスケープ・プロダクツの方々がソウルの視察に訪れ、通訳補助として僕が同行させていただきました。ソウルのデザインショップや陶磁器のお店などを一緒に回り、当店にもはるばる訪れていただきました。

梨泰院エリアにあるセレクトブックショップ「
Post Poetics」にも寄りました。世界の優れたアートブックや雑誌に出会えます。

今回のソウルめぐりをプロデュースしたデザイナー、スランさんが運営するセレクト文具ショップ「
oval」。輸入雑貨をメインにセンスの良いアイテムがそろいます。とてもお世話になっているお店なので、詳しくは改めて。

お土産に、鹿児島の縁起物をいただきました。「オッのコンボ」という起き上がり小坊師で、台所の神様だそうです。
あと不思議なご縁で、金沢でお世話になっているアンティークショップ「
SKLO」さんが、ランドスケープ・プロダクツの企画により、17日から東京で期間限定ショップを開催するのだとか。お近くの人は是非。
「SKLO room accessories」@Tas Yardtencho
雪の日の珈琲店

ソウルに雪が降りました。お店の窓からしんしんと雪の降る街を眺めるのは、寒さでお客さんがさっぱりでも、なかなか悪くない気分です。
やがて雪がおさまったあたりに、初めて来店するお客さんがやってきました。会社員をしながら、2階にある美術学校に通っている方だそうですが、「この窓から雪を見たらきれいでしょうね」とおっしゃっていたのがうれしかった。雨の日の借景も早く見てみたいものです(春が来るまでなさそうだけど……)。
tencho
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