2015年上半期の雨乃日コンサート報告など

     もはやどこから手をつけたらいいのかわかりませんが、2015年上半期の当店での音楽イベントを中心に、弘大周辺の様子など紹介したいと思います。

     2月の「雨乃日コンサート#33」には、「Multiple Tap」というイベントを掲げ、世界的な活動を繰り広げる康勝栄さんを中心に、韓国のノイズまわりのミュージシャン3人が集まり当店でライブをしてくれました。
     トップバッターは、延長コードで演奏するパク・ダハムさん。今回を始め当店の主な音楽イベントを企画してくれているのですが、プレイヤーとしての出演は初。
     2番手は、リュ・ハンギルさんの別名プロジェクトpilot Ryu。
     3番手のチェ・ジュニョンさん(写真)は、按摩器をお店のガラスに張り付けるという熱いパフォーマンスを。店内を包んだ振動音がすべてなくなった瞬間、静寂という音を鮮明に感じました。

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     最後に、康勝栄さんが短いながら研ぎ澄まされた演奏を聞かせてくれました。
     当店初のノイズイベントでしたが、予想以上に観客も集まり(また韓国ノイズ界の重要人物たちもかけつけてくれ)、暖かな雰囲気のライブとなりました。康さんの演奏の後には、アンコールを求める拍手が起こり、本編と同じくらいのボリュームの即興演奏を披露する場面も。
     当日の様子を、観客の方が録画してくれたようです。ぜひご覧ください。



     4月の「雨乃日コンサート#34」には、東京のバンド・ホライズン山下宅配便の黒岡まさひろさんが出演。黒岡さんはゲストミュージシャンとともに曲をつくるイベント「新曲の部屋」を企画する一人なのですが、同名イベントをソウルで行っているイ・ランさんの発案により、今回の来韓が実現ました。なお当店でのライブの前日には、近所の書店ユアマインドにて、イ・ランさんと黒岡さんによる「新曲の部屋」が行われています。
     雨乃日コンサートでの黒岡さんのライブは、当店のために準備してくれた既発表曲「雨の日」以外は全て、数日間のソウル滞在中に作った新曲のみを演奏。さらにその曲を録音した10曲入りのCDRアルバム「sketch」(もちろんソウルで制作)まで販売するという、とんでもなくアグレッシブなものでした。それらの曲は、荒削りなところがあるとはいえ不思議な魅力がつまっており、ライブで聞いたメロディが後日、ふとした瞬間によみがえるほど。観客の皆さんも、黒岡さんの歌を温かい雰囲気で聴き入っていました。
     なお、黒岡さんの韓国滞在記(漫画)が自身のブログで少しずつ紹介されています。こちらも楽しみです。
     対バンとして登場したのが、今年の韓国大衆音楽賞で最優秀フォークソング賞を獲得したホットなSSW、クォン・ナムさん。演奏を聴いて涙を流すファンの方もおり、人気のほどを実感しました。

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     同月末の「雨乃日コンサート#35」には、枡本航太さんが3回目の出演。今回は、自前のひょうたんスピーカーを準備してもらったのですが、とても柔らかく深い音で、小さな空間を見事に演出していました。演奏は、静かなインスト曲から、徐々に情熱的なパフォーマンスに。それぞれのお客さんが真剣に演奏を聴き、終演後、ほぼ全員が音源を買い求めている様子が印象的でした。

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     その他、当店とは直接関係ありませんが、今年前半も日本から個性的なミュージシャンが多数来韓。素敵な音楽交流を実現させており、私たちも観客として印象深く参加することができました。
     1月、ストレンジフルーツにて、キム・ガンジXハ・ホンジンキム・テジュンらブルースミュージシャンとの競演を果たした三輪二郎さんのライブ。大盛況となり、言葉がわからなくても伝わるものがあるのだなと実感。
     4月、ユアマインドにて、SSW加藤りまさんのライブ。2度目の韓国ライブで、確実にファンを増やしている様子が素敵でした。
     同じく4月、コプチャンチョンゴル横に新しくできた空間・コスモスにて、SOI48のDJプレイ。タイを中心とした東南アジアや中東の古い音楽は、韓国の音楽好きにとっても未知の世界だったのではないでしょうか。それでも皆、好奇心旺盛にその音楽に耳を傾け、特に女の子たちがノリノリで踊りまくっていました。
     弘大ではありませんが、3月、西村のThe Book Societyで行われた、アジアのアートシーンを紹介するサイト「Offshore」山本佳奈子さんによる、アジアのアートシーンをめぐるトークショーも刺激的でした。日本ではひとつの専門に集中することがよしとされが、香港ではその逆で、様々なジャンルで活躍することがよしとされる、といった話になるほどと思うところがあり。トークショーの内容はこちらにアップされています。
     最近は、韓国アンダーグラウンドシーンとアジア各国の音楽交流が、以前より盛んになっている印象を受けます。ミュージシャンだけでなく耳の早いリスナーたちも、未知の音楽へのアンテナを広げているようです。

    ご報告

    12月8日に当店でライブをしてくれた金佑龍(キムウリョン)さんに、韓国でのライブについてインタビューをさせていただきました。ご一読ください。

    www.cdjournal.com/main/cdjpush/kim-wooyong/1000000934

    過去のライブのご報告もしたいのですが、1年ぐらい滞っておりますね…お待ちください。

    2012年10月~12月の雨乃日コンサート報告

    大分時間が経ってしまいましたが、演奏していただいたミュージシャンのご紹介を兼ねて、当店でのライブの様子を少しずつ紹介していきたいと思います。

    昨年10月7日の雨乃日コンサート#15では、女性シンガーソングライター・シワさんが登場。彼女が全国のカフェで演奏するツアー「シワ・コーヒー」の、第1回目となりました。人気アーティストによる小規模ライブだけあり、予約受付から数分で完売するほどのプレミアチケットになりました。

    また2013年2月にはそのライブツアーを受け、自身のレーベル「ナムガピリョヘ(木が必要だ)」を準備。ジャケット及び歌詞集がフリーペーパーとなっており、音源はダウンロードで購入するというコンセプトの音源「シワ・コーヒー」を発表しました。
    シワさんは2006年ごろから、ギター弾き語りスタイルで弘大のライブハウスに出演し、深みを感じさせる歌で一人ずつファンの心を掴んでいきます。映画音楽を手がけフェスに招請されるなど、知名度の高い現在でも、弘大での小さなライブハウスでの演奏を継続しています。
    http://www.withsiwa.com/

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    11月24日・25日には当店の2周年企画として、シンガーソングライター大森靖子さんをお招きしました。歌詞の意味が直接通じない状況にも全く動じず、観客の様子を見ながら歌い方や演奏を変え、一人ひとりとの距離を縮めていく姿に、表現者としての力量を見せ付けられました。ライブ終盤に観客の心をぐっと掴んでいた様子は、まさに圧巻でした。

    24日は、廃工場を利用した文来洞のライブハウス、ローライズ(2013年に閉店)を借りて行われ、鍵盤シンガーソングライターのピュア・キム、ガールズパンクのルックアンドリッスン、男泣きフォークのキム・イルドゥが共演しました。
    25日は、雨乃日珈琲店にてパンクユニットのムキムキマンマンス(写真)とツーマン。ムキムキマンマンスは残念ながら現在活動を行っておりませんが、カリスマ性の光る尖がった演奏を見せてくれました。当店でのライブは前日の口コミもあり、満員御礼。

    3周年もまた、素敵なアーティストのライブを計画中です。

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    魔法が使えないなら死にたいPINK
    - 各アーティストのyoutubeなど

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